レポート

Sくんの作文

 Sくんに初めて出会ったのは、2008年の7月でした。その時から現在に至るまで、Sくんの日本語教育に関わらせていただいています。Sくんは、意欲的に日本語学習に取り組み、日本語の上達の速さには目を見張るほどでした。授業中も積極的な態度で日本語を学習し、家でも自分でコツコツと日本語を学習するSくんから、私自身も多くのことを学ばせてもらいました。
 Sくんの日本語教育に関わらせていただいていることをとても感謝しています。これからもSくんの幸せを願ってやみません。(慶蔵院日本語サポートの会スタッフ) 

六年生の思い出

  •  昨年の五月に初めて日本に来て、この小学校に入りました。言葉もわからないし、掃除や給食のやり方もわからないぼくに、先生や友達が一生懸命教えてくれました。
  •  初めての日本の学校の勉強は、何もわからなかったです。いつも先生や友達が教えてくれました。 わからない言葉は、友達が教えてくれました。説明もしてくれました。ほんとうにありがとうございました。初めてのとき、いつも賢吾くんと裕雅くんと瑞基くんには、おせわになりました。 授業のとき、先生はいつもぼくに問題を説明してくれました。
  •  いろいろな科目中は、ぼくは体育が大好きです。体育の中で一番好きなのはバスケ、2番目はドッジボールです。ぼくは体育が好きですから、クラブも体育のクラブです。クラブで好きだったのは、バスケとバドミントンです。ぼくは算数もすきです。
  •  みなさんのおかげで、この1年間とても楽しく過ごせました。
  •  初めてこの小学校に入ったときは友達があまりいませんでした。
  • いまは、たくさんの友達がいます。毎日友達と勉強したり、遊んだりして、とても楽しかったです。
  •  一年間に楽しいことやおもしろいことがありました。一番楽しかったのは修学旅行です。いろいろな場所に行きました。とても楽しかったです。金閣寺や東大寺や銀閣寺などに行きました。金閣寺を見てすごいと思いました。ここに住みたいと思いました。
  •  小学校の生活は、もうすぐ終ります。この一年間は、ぼくにとって一生忘れられない思い出です。
  • 本当にいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。

先生から:
本当にすごくがんばって、日本語をおぼえたのですね。Sさんは、とても努力する人だと思います。中学校へ行ってもがんばってくださいね。

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