レポート

「横井久美子、童謡を歌って日本語と日本を知るワークショップ」を終えて

 5月3日「一会館」会場に満員の参加者をお迎えしてワークショップは始まりました。


 前半はまず横井さん作曲の清音「あいうえお」、濁音「がぎぐげご」等、半濁音「ぱぴぷぺぽ」の歌とか、「おかーさん」「おとーさん」などの長音の練習を歌でしました。
そして「かっぱ」の小さい「っ」促音の練習は谷川俊太郎詩「かっぱ」「くっつく」に横井さんが曲をつけて下さいましたので、リズムを取りつつ楽しく歌って日本語の練習をしました。

 後半はHちゃんの紙芝居からでした。Hちゃんは大きな声ではっきりと、しかも登場する人物それぞれのセリフの読み分けをしていて、とっても上手でした。来日1年半とはとても思えません。みんなビックリしていました。
 たかし君が飛び入りで「我輩は猫である」と「くもの糸」を暗証で発表してくれました。
そして「ぞうさん」「ゆりかごのうた」と練習し、最後に「今日の日はさようなら」を練習して皆で歌いました。日本語が楽しく身につくすばらしいワークショップでした。

 歌の持つ力の大きさを改めて感じました。横井久美子さんありがとうございました。

市橋 たね子






 

授業参観

 4月23日は小俣小学校の授業参観日でした。HちゃんとKちゃんの学校での様子を見せてもらいに行ってきました。
 Hちゃんのクラスは5月11日・12日の奈良・京都への修学旅行をひかえ、法隆寺、東大寺の二月堂、三月堂、大仏殿、南大門、清水寺、二条城、金閣寺と八つグループに分かれて、それぞれが研究した結果を発表する社会科の授業でした。
 Hちゃんの担当は金閣寺でした。Hちゃんは「てらこや塾」の勉強の時間も、発表の練習を何度も何度も繰り返して練習していたそうです。当日はかなり緊張している様子でした。そして最後に「金閣寺へ行ったら、池の水に映った金閣寺を見てみたい」と感想を述べていました。

 Kちゃんは算数の授業でした。最大公約数の内容だったそうですが、先生の説明をよく聞いていて、話の内容もキチンと理解して問題を解いていたそうです。ノートに書かれている字もきれいだそうです。

教室にはそれぞれの自画像が、廊下には習字「湖」が張り出されていました。二人ともとてもしっかりした字でした。

市橋 たね子




ちょんまげワールド伊勢

Hちゃん・Kちゃん・Aちゃんが、「ちょんまげワールド伊勢」へ連れて行ってもらったときの写真です。



 

S君の作文、2作品

「七夕の伝説」

 このお話は、中国で生まれ日本に語り伝えられた伝説です。
 昔、空の上に住んでいる人々がいました。その中に天の川のほとりに機織りをしていた天女がいました。天帝の娘でした。織女と呼ばれていました。織女は毎日毎日機織りに精を出していました。織女の布はとてもうつくしく光って輝いていました。織女は毎日仕事をしていたので化粧とか、恋をする時間もありませんでした。天帝はそれを見て、天の川の西に住んでいる牽牛という青年と結婚させることにしました。二人は新しい生活を始めました。織女と牽牛は楽しく生活をしていました。しかし、織女は自分の天職を忘れてしまいました。天帝はそれを見て、二人のところに来ました。天帝は織女は仕事を忘れたので天の川の岸辺に戻ってしごとをしなければならないと言いました。織女は天帝に背く事ができなかったのでうな垂れて天の川の東に帰っていきました。天帝は一年に一回牽牛と会うことを許しました。織女は天の川の東で機織りをしていました。牽牛は天の川の西で働いていました。二人は指折り数えて7月7日を待っていました。
 天気がよくない時は、織女は牽牛と会えないかもしれませんでした。いじわるな舟人が渡してくれなかったからです。ところが、そこへたくさんのかささぎが飛んで来ました。かささぎは橋を作って織女を渡してくれました。織女と牽牛は会うことができました。
 今も、7月7日に二人は会っています。

 インターネットから得た情報を、ジュンカイくんの言葉で、上手にわかりやすく書いています。
 とても良く書けています。


「もし電話がなくなったら」

 もし、今の生活から電話がなくなったら、生活は不便になります。情報を早く伝えることができなくなります。
 たとえば、家族が病気になっても、早く救急車をよぶことができません。病気がわるくなってたおれるかもしれません。とおくにいる親戚の人と話したいとき、メールとか手紙とかでしか連絡がとれません。
 自分が急に、病気になったり、けがをしたとき、すぐに両親に連絡することができません。
 その一方で、電話がなくなってもいいっこともあります。たとえば、きげんがよくないとき、電話がかかってこないのは楽です。あとは、夜遅くに無言電話がかかってきて休養ができませんでしたがかかってこなくなります。電話ができませんから、電話代がかかりません。
 電話がなくなったら、ふべんになることもあるしいいこともあります。ぼくは、電話があるほうがいいです。じょうほうを早く伝えることができますし、遠くにいる人と話すこともできます。便利です。今の生活から電話がなくなってほしくありません。

 わたしも電話がある方がいいと思います。とくに携帯電話がある方がいいと思います。もし、携帯電話がなくなったら、とても困ると思います。ですが、電話やメールによるコミュニケーションだけでなく、それ以外のコミュニケーションも大切にしたいと思います。


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