2009.02~03
2009.3.21
バイモ
3月になると、貝母(バイモ)が薄黄緑で鐘形の花をつけます。中国原産の多年草ですが、野生化して広がっています。小さな球根でどんどん増え、まだ春浅き、奈良のお水取りの冷えの中、木の根元や花壇の隅で一斉に咲きだします。
三椏(ミツマタ)
樹皮繊維が和紙の原料になることで知られています。ジンチョウゲ科の低木です。枝が三つに分かれるので、この名前が付けられました。葉に先立って、黄色の筒形をした小花をつけます。
滋賀県のあるお寺の参道には、三椏がいっぱい植えられていました。
公孫樹(イチョウ)
秋には「ぎんなん」をいっぱいつける、樹齢(推定)100年の公孫樹の枝が、この時期、新芽が出る前、枝先ばかりか太さ2~3cmのところで折れ、風が吹くとボロボロと境内に落ちます。
樹齢のせいだろうか、と思っていたのですが、今日(3月21日)大発見。落ちた枝が車にひかれ、半分に折れた枝の中から、2匹のハチが出てきたのです。1匹は車にひかれて虫の息。1匹は枝にもぐっているところをひっぱり出して、写真におさめました。その直後、羽が乾いたらしく、飛び立ちました。名前はわかりませんが、この2匹のハチがいた枝は、内部がぽっかりと、空洞になっているのです。これでは枝先が枯れて落ちるのも無理ありません。公孫樹は大丈夫でしょうか。
見上げると、そんなことどこ吹く風かのように、新芽の時期を待っている枝が、たわわに揺れていました。